片頭痛について考えよう~ストレスや生活習慣が原因の場合アリ~

男性医師

慢性的な頭痛への対処

疲れている女性

種類が異なる慢性頭痛

日本人の四人にひとりは頭痛持ちと言われています。慢性頭痛のうちで最もよく見られるのが片頭痛です。それ以外には緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。それぞれ特徴があり、対処法が異なるため、病院を受診する前に自分の頭痛がどのタイプなのかおおまかに把握しておくといいでしょう。まず、片頭痛ですが、これは時々起こるタイプの頭痛です。ほぼ週に2回から月1回程度の頻度です。痛みが続くのは4時間から3日程度で、ズキンズキンと頭の片側が痛むのが特徴です。吐き気や嘔吐があったり、音や光に敏感になったりします。頭痛の前兆としてぎざぎざした光などが見えることもあります。動くと痛みは悪化し、時には寝込むほどひどい痛みになる場合もあります。緊張型頭痛は痛みが持続し、月のうち半分以上痛みが続きます。頭全体や後頭部、頭の両側に重苦しく締め付けられるような痛みが出ます。仕事ができないほどのひどい痛みではなく、身体を動かすと痛みが軽快することもあります。群発頭痛は耐えられないほどの痛みが1、2ヶ月に集中してほぼ毎日起こります。必ず頭の片側が痛み、目の奥がえぐられるような激痛になります。痛みは15分から3時間程度続き、じっとしていられないほどの耐え難い痛みです。

頭痛外来を受診する

自分の頭痛がどのタイプのものなのか把握する必要があるのは、頭痛のタイプによって治療の仕方が異なるからです。片頭痛の場合、どの科を受診したらいいのか迷いますが、「頭痛外来」があればそこを受診します。頭痛外来は頭痛を専門に診てくれる科です。近くにそれを標榜する病院が無い場合には「神経内科」あるいは「脳神経外科」を受診します。これらの科は脳やその周辺の神経・血管系のトラブルを診るのを専門にしています。片頭痛をはじめとする慢性頭痛はこれらのどこかに問題があって起きていると考えられるからです。ただし、片頭痛を持っている人であっても、普段とはあきらかに違う感覚の頭痛が起きた場合(いつもより痛みが激しい、持続時間が長い、高熱や手足に麻痺が出ているなど)は、くも膜下出血や脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、脳脊髄膜炎などの命にかかわる病気の場合がありますので、救急車を呼ぶことも含め、すぐに専門病院に受診することが大切です。片頭痛の治療には薬物治療がおこなわれます。頭痛発作の急性期に使われる薬と頭痛発作を起こりにくくするための予防薬があり、病院ではこれらを組み合わせながら治療をおこないます。頭痛治療薬を飲みすぎると薬物乱用型頭痛に陥る場合もあります。それらにも注意しながら、慎重に治療を勧めます。予防については薬だけでなく日常生活の送り方で頭痛を誘発する因子を避けることも心がけます。